11日午前9時40分ごろ、山梨県南部町万沢の国道52号で、大型ダンプカーと、セイシン観光バス(静岡市葵区)の観光バスが正面衝突した。消防によると、バスの乗客ら男女30人以上がけがをしたとみられる。大半は軽傷のもようだが、バスの男性運転手は両脚にけがをしてドクターヘリで運ばれた。
南部署などによると、見通しの良い片側1車線の直線で、観光バス側の車線で衝突していた。署はダンプカーが対向車線にはみ出したとみて原因を調べている。バスの女性添乗員が通報した。
セイシン観光バスによると、バスは乗客約40人を乗せて、静岡県島田市から甲府市方面に向かっていた。複数の観光スポットを回る日帰りツアーだったという。
現場はJR身延線十島駅から西約500メートルで、静岡県との県境近く。
近くのドラッグストアの男性店長によると、けがをしたバスの乗客は取り乱すこともなく、落ち着いた様子だったという。〔共同〕