ホンダは15日までに、レーダーで前方の障害物を検知して衝突を防ぐ装置に不具合があり、走行中に急ブレーキがかかる恐れがあるとして「アコードハイブリッド」など乗用車2車種、計1万760台(2013年5月~15年4月生産)のリコールを国土交通省に届けた。
国交省によると、前の車と離れた際、道路沿いの鉄柵などにレーダー電波が反射して障害物があると誤認、自動ブレーキがかかる恐れがある。
東京都中央区で13年11月、走行中に急停止し後続車に追突される事故が発生、けが人はなかった。沖縄県でも14年6月、走行中に急停止するトラブルがあった。
米国など海外でも約3万7千台を販売しており、ホンダは各国の法令に基づき対処する。〔共同〕