国家航天局によると、中国の高分解能地球観測システム「高分7号」衛星が20日、正式に使用開始された。中国初の民間用準メートル級光伝送型立体測量衛星としての同衛星の使用開始は、高分特定プロジェクトが構築する高空間分解能、高時間分解能、高精度観測の宇宙からの地球観測能力の大まかな形成を示している。ユーザーの、基礎的測量、世界地理情報保障、都市・農村建設のモニタリング・評価、農業調査・統計などにおけるデータの需要をさらに満たす。新華社が伝えた。
同衛星は昨年11月3日に打ち上げられた。デュアルラインアレイ立体カメラ、レーザー測高器などのペイロードが搭載されており、準メートル級立体測量カメラ技術のブレークスルーを達成した。高空間分解能光学立体観測データや高精度レーザー測高データを取得できる、世界初の「デュアルライン+レーザー測高」体制を採用し1:10000スケールの立体作図を実現する衛星プロジェクトで、中国の衛星による地球観測や立体測量の水準を大幅に高めた。同衛星は中国国内ユーザーの関連データの需要を満たすだけでなく、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国に力強い宇宙情報サポートも提供でき、中国の宇宙事業の国際的な影響力の向上に対して重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月21日