国際電気電子学会(IEEE)は10日、「産業用ファイバーレーザーパラメータ要求と試験方法」と呼ばれる標準が、正式に同品目の国際標準になったと発表した。これは中国レーザー製品の初めての国際標準となる。科技日報が伝えた。
レーザー装置はレーザー設備の「心臓」だ。ファイバーレーザーは現在、市場シェアが最大の産業用レーザーで、市場の主流製品になっている。中国のファイバーレーザーの市場規模は10年前の10億元(1元は約15.9円)弱から100億元近くに拡大した。2007年まで、中国のファイバーレーザーは完全に輸入に依存していたが、その後徐々に国産化され海外に輸出されるようになった。
武漢鋭科激光が5年前筆頭となり、華工激光などと共同で中国初のファイバーレーザー業界標準を起草した。鋭科激光のチーフエンジニアである閻大鵬氏は、中国が初めてレーザー製品の国際標準を定めたことは、国産ファイバーレーザーの製造水準を示したと見ている。
この標準は国家レーザー加工産業技術革新戦略連盟、湖北省標準化・品質研究院が打ち出した。2018年にIEEEがプロジェクトを立ち上げた。その後IEEEのフローを遵守し、2年間の取り組みにより正式に国際社会が認める主流標準になった。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月14日