【ブリュッセル=森本学】フランスとドイツ、イタリアの3カ国の国防相は18日、欧州独自の小型の無人飛行機(ドローン)の開発に向けた共同研究で合意した。2025年までの実用化を目標とする。欧州では米国やイスラエルで開発された機体を使用しており、独自のドローン開発の遅れが問題となっていた。
3カ国の国防相が18日、ブリュッセルで合意文書に署名した。まずは2年間の共同研究で、偵察用のドローンの実用化に向けた技術的な基礎を構築することを目指す。スペインやポルトガルも共同研究への参加に関心をみせている。
欧州連合(EU)は13年12月の首脳会議で、加盟国の共同開発によって、20~25年のドローンの生産開始を目指す方針を打ち出していた。