【ワシントン=芦塚智子】米国防総省のウォーレン報道部長は18日、過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク中西部の要衝ラマディを制圧したことを認めたうえで「我々はラマディを奪回する」と述べた。「これは一つの戦闘にすぎない」と指摘し、ISが依然として守勢に立っているとの見方を示した。
米軍主導の有志連合による空爆とイラク軍の地上部隊でラマディの奪回は可能だとの認識を示し「(IS掃討の)戦略は効果を上げていると引き続き考えている」と述べた。イランの介入に関しては「イラク中央政府を通して参加しようとせず、イラクの結束を促そうとしない者による介入は歓迎しない」と否定的な考えを示した。