【NQNロンドン】19日のロンドン外国為替市場の円相場は続落。前日終値に比べ80銭円安・ドル高の1ドル=120円60~70銭で引けた。
午後発表になった4月の米住宅着工件数が前月比(改定値)で増加し、ほぼ7年半ぶりの高水準となったことをきっかけに主要通貨に対してドル買いの動きが強まった。
対ドルでのユーロ売りが対円にも波及し、円の対ユーロ相場は大幅続伸した。同1円85銭円高・ユーロ安の1ユーロ=134円30~40銭で引けた。
ユーロは対ドルで大幅続落。前日終値に比べ0.0230ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1130~40ドルで取引を終了した。
午後に入り、ユーロ売り・ドル買いの勢いが強まった。
英ポンドは対ドルで続落。対ドルで同0.0180ドルポンド安・ドル高の1ポンド=1.5500~10ドル。対円では同80銭円高・ポンド安の1ポンド=187円05~15銭で引けた。
朝方発表になった4月の英消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けてポンド売りが先行する中、米住宅着工の発表後に一段安となった。CPIが前年同月比で下落したのは1960年以降で初めて。
対スイスフランでもドルは上昇し、1ドル=0.9380~90スイスフランとほぼ2週間ぶりの高値圏で引けた。