気象庁は22日、浅間山(群馬・長野県)で4月下旬ごろから火山性地震が増加しているとして、山頂の火口から500メートル以内で突発的な火山ガスの噴出などに注意するよう呼びかけた。現時点で噴火の兆候はなく、噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)を維持する。
気象庁によると、21日の火山性地震は53回で、2011年4月以来、初めて1日の地震が50回を超えた。同庁は23日に機動観測班を派遣し、上空から噴煙の状況などを調べる。
最後に小規模な噴火が起きたのは09年で、東京都心でも降灰を観測した。10年4月以降は警戒レベル1となっている。