世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王座決定戦から一夜明けた31日、日本選手最速のプロ5戦目で新王者となった田中恒成(畑中)が愛知県春日井市内で記者会見し「まだ実感はない。たぶんこのままな気がする」と心境を語った。
目を少し腫らした田中は、自身最長となる12ラウンドを闘い「右脚が筋肉痛」と疲れた様子。今後については「生涯ミニマムでいくことは絶対ない。自分に合った階級をその都度考えたい」と話した。
大学には6月半ばから再び通う予定といい「勉強も頑張っていこうかな。休んで後れを取っているので」と苦笑い。海外からスパーリング相手を呼んでいたこともあり「英語がちょっとくらい分かったら楽しいかな」と語学の習得に意欲を見せた。〔共同〕