山西省北垣曲北白鵝墓地遺跡で見つかった化粧品の入れ物(写真提供・山西省考古研究院)。
山西省考古研究院が10日に発表した考古学に関する最新研究成果によると、研究員が、今から2700年あまり昔のものとみられる女性化粧品の入れ物から、美白化粧品の残留物を発見した。中国新聞網が伝えた。
山西省考古研究院などの文化財関連当局は、2020年4月から12月にかけて、垣曲北白鵝墓地遺跡を対象とする緊急発掘調査を実施し、西周・東周時代の高級墳墓9基を発見したほか、文化財標本500数件も同時に出土し、この時期の公共墓地であると初歩的な判断を下した。このうち、複数の銅製の入れ物から見つかった出土品が、国内外から大きな注目を集めている。化学的な検査測定の結果、入れ物に詰められていた赤色の物質が混ざった残留物は、2700年前の春秋戦国時代初期の女性化粧品であることが検証された。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月11日