今年は日本の有名化粧品メーカーの資生堂グループが中国に進出して40年目になる年だ。資生堂グローバル本社の魚谷雅彦社長兼最高経営責任者(CEO)は、「中国はこれから世界最大の化粧品市場になる」との見方を示した。中国新聞社が伝えた。
魚谷氏は取材に対し、「今後、私たちは資生堂グループ全体の中で第二本社と位置づけられた中国において、中国発のイノベーションと商品に基づいた開発を積極的に展開する。中国を市場と見なすだけでなく、各種の『中国から世界に羽ばたく商品とサービス』を開発したいとも考えている」と述べた。
魚谷氏は、「現在、中国地域事業は力強く伸びており、売上高は資生堂の世界における決済された売上高合計の26%前後を占めるようになったと同時に、資生堂グループ全体の発展をけん引する極めて大きな原動力にもなった」と明かした。
資生堂中国地域の藤原憲太郎CEOは取材に対し、「資生堂中国は1979年の中国の改革開放政策とともに発展を遂げて現在に至る。2003年に上海を中国地域本部とした後、新たなビジネスモデルを構築し、事業は飛躍的に発展した。上海市人民政府の宗明副市長より資生堂に在中国発展40周年の記念プレートが授与された」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月11日