国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、2020年東京五輪のセーリング会場として承認された神奈川県藤沢市の江の島。1964年の東京五輪でも会場となっており、地元住民らは約半世紀ぶりに繰り広げられる熱戦に思いをはせた。
セーリングが趣味でよく江の島を訪れるという同県逗子市の女性(44)は「開催地に選ばれたのを機に女性や若者にも浸透してほしい」と期待を込めた。セーリング歴28年のプロセイラー、原健さん(51)は「東京にも近く、選手も落ち着いて競技に臨める環境だと思う」と話した。黒岩祐治知事は「最高の大会となるよう全力を尽くしたい」とのコメントを出した。
千葉県の森田健作知事も8日、IOC理事会がレスリングとフェンシング、テコンドーに関し、幕張メッセ(千葉市)での開催を承認したことに「心から歓迎する。大会成功に向け、県民の総力を集め取り組む」とのコメントを出した。〔共同〕