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御嶽山調査、山小屋が激しく損傷 火山灰は乾いた状態

御嶽山(長野、岐阜県)の噴火災害で、長野県と岐阜県の合同調査隊は10日、捜索再開に向け、入山規制区域内に立ち入り山頂付近の火山灰などの状況を調べた。調査隊は午後3時前までに下山し、調査を終えた。


下山後、長野県災害対策本部は同県木曽町で記者会見し、火山灰は泥状になっている所もあるが、大部分は乾いて固まった状態だったと明らかにした。棒で刺すことも可能で、登山に支障はなかったという。また登山道「八丁ダルミ」周辺では目測1メートル以上の雪を確認した。


一方、山頂付近の複数の山小屋は噴石が当たるなどして激しく損傷していた。捜索時に退避場所として活用できるか検討する。御嶽頂上山荘には雪が入り込んで人の背丈ほどの固まりとなっており、中に立ち入れなかった。


対策本部は今回の調査結果を踏まえ、先遣隊を派遣した上で具体的な捜索場所などを検討。梅雨の状況をみながら行方不明者の本格的な再捜索を始める。


麓の長野県木曽町と王滝村は、火口から半径約3キロの範囲で入山を規制している。〔共同〕


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