【NQNロンドン】12日午前のロンドン外国為替市場で円相場は小幅に続落して始まった。午前9時半現在、前日終値に比べ10銭円安・ドル高の1ドル=123円70~80銭で推移している。
米経済への楽観見通しを背景にした円売り・ドル買いが優勢になっている。その後は午後に米卸売物価指数(5月)などの発表を控え様子見ムードもあり、狭い範囲の値動きで推移している。
一部報道でギリシャのデフォルト(債務不履行)の可能性が意識されており、ギリシャの先行き懸念からユーロは対ドルで売りが膨らんでいる。ユーロの対ドル相場は続落し、同0.0020ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1210~20ドルで始まった後、1.1160ドル程度まで急落した。
円の対ユーロ相場は同15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=138円75~85銭と小幅に反発して始まったが、その後138円10銭程度までユーロが急落している。
英ポンドは対ドルで小動きで始まった。同0.0005ドルポンド高・ドル安の1ポンド=1.5495~5505ドルで取引されている。対円では一時、192円台を付け、5日に付けた2008年9月下旬以来の円安・ポンド高水準を更新した。