ソフトバンクは20日、自社開発したヒト型ロボット「ペッパー」について、同日午前10時から専用サイトで予約を受け付けたところ、初回販売分1千台が1分で完売したと発表した。次回の販売は7月以降になる。
ペッパーはヒトの感情を理解したり、ヒトやニュースなどに接して自ら感情を表現したりできるロボット。スマートフォン(スマホ)のようにアプリ(応用ソフト)を追加で取得することで、用途や楽しみ方が広がる。本体価格19万8千円。3年間支払う月々の基本料や保険料が別途かかる。
ペッパーは電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大手、鴻海精密工業が製造している。当初は2月中に一般発売する予定だったが、想定以上に引き合いが強く発売を延期していた。量産体制を整え、「少なくとも月産1千台をめざす」(ソフトバンクの孫正義社長)方針だ。