民主党の岡田克也代表は27日、名古屋市の高校で開かれた公開講座に出席し、改正公選法成立による選挙権年齢の「18歳以上」への引き下げを見据え、新たな「有権者」に積極的な政治参加を呼び掛けた。

講座は１時間半で、質疑応答が中心。蓮舫代表代行も出席した。岡田氏は生徒や保護者ら約350人に「投票に行ってほしい」と訴え、生徒は内政や選挙制度など幅広い分野にわたり質問した。

岡田氏は、民主党が再び政権を取ったら何を成し遂げたいかとの問いに「財政再建と人口減少対策だ」と答えた。蓮舫氏は、税金が使われる選挙で投票を棄権するのは税金をどぶに捨てるのと同じだと強調。「税金を何の政策に使うか、関心を持ち続けてほしい」と求めた。

岡田氏は終了後、記者団に「民主党は若い世代のための政策が多い。しっかり理解してもらう必要がある」と述べ、若者の支持獲得へ向けた取り組み強化を続ける考えを示した。〔共同〕