【ミラノ=共同】イタリア・ミラノ国際博覧会(万博)の「日本館」イベント広場で28日、伊賀流忍者の里として知られる三重県伊賀市が伊賀牛や伝統菓子などの特産品を紹介した。忍者ショーもあり、迫力あるアクションに来館者はくぎ付けになった。
イタリア・ミラノ万博の「日本館」イベント広場で、忍者と記念写真に納まる少女(28日)=共同
国内外で忍者ショーを実演する団体のメンバーらがヌンチャクや鎌などを振り回して格闘シーンを披露。アニメや漫画を通じて忍者は欧州でも人気があり、多くの来館者が忍者と記念写真を撮影し、交流を楽しんだ。
スイスから来たロレンツォ・モンティーニさん(47)は「普段はスクリーンの中でしか見られないものをライブで見られ、楽しかった」と話した。
伊賀市の岡本栄市長は伊賀牛を「ニンジャ・ビーフ」と紹介しながら、自ら来館者らに振る舞った。伝統菓子の「かたやき」や「おしもん」の試食のほか、伊賀の酒の試飲も行われた。