湖北省の武漢市衛生健康委員会は26日午後、武漢市肺科病院の新型コロナウイルス肺炎患者の丁さん(77)が2回目のPCR検査結果で陰性となり、臨床症状が認められなくなり、退院の基準に達したことを明らかにした。これにより、武漢市の新型コロナウイルス肺炎の入院患者はゼロとなった。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。
同日午後、北京市で行われた国務院共同対策メカニズムの記者会見では、国家衛生健康委員会の米鋒報道官も、「武漢市と全国の湖北省支援医療従事者の共同努力により、26日までに、武漢市の新型コロナウイルス肺炎の入院患者はゼロになった」とした。
海外からの輸入症例のうち6割が治癒・退院
米鋒報道官によると、4月25日の時点で、海外からの輸入症例のうちすでに6割近くが治癒・退院しており、重症者は先週より53.2%減少した。世界の感染者数は1日で9万人以上増え、海外での感染は引き続き拡大しており、中国に持ち込まれるリスクが高まり続け、国内で依然としてクラスター感染が報告されている。油断や気のゆるみを排し、迅速に発見し、直ちに処置を行う必要がある。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年4月27日