厳しい暑さの夏の日に、新型コロナ感染防止のためにマスクを着用していると蒸れて不快感が倍増し、外出すれば5分もすると汗だくになってしまう。そんな時に、キンキンに冷えたスイカをがぶりと食べると、格別のおいしさで、爽やかな気分になる。
スイカ好きの人なら、スイカは冷やして食べたほうが甘いと感じているだろう。それは、気のせいではない。
スイカに大量に含まれている果糖は温度によって甘さが変わり、温度が低いほど、甘さが増す。
果糖は、α-D-フルクトフラノース、β-D-フルクトフラノース、β-D-フルクトピラノースからなる。フルクトフラノースより甘みが高いフルクトピラノースは温度が低いほど増えるため、スイカは冷やしたほうが甘くなるのだ。
ただ、スイカは切った後、細菌が増殖しやすいため、切った後はできるだけ早く食べたほうがいい点は注意が必要だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月29日