内装材メーカーのオークマ(福岡県朝倉市、大隈晴明社長)は30日、中国家電大手ハイアール子会社で建材事業などを手掛けるハイアールホーム(青島市)と合弁会社を設立し、中国・青島市に内装ドアなどを生産する新工場を建設すると発表した。
新工場はオークマが4億円を投じて工場の建設と設備購入を担い、ハイアールホームが1億2千万円で土地を購入する。合弁会社で製造したドアや内装材はハイアールホームの販売網を活用し、同社が展開する「百変加」ブランドで中国全土に販売する。
ハイアールホームは既に昨年からオークマ製品を販売しており「顧客からの反応がよく、品質の高さなどを評価した」(ハイアールホームの劉斥社長)。オークマは知名度と販売力のあるハイアールホームと組むことで中国での生産を安定させられると判断した。
両社は日本でも年内をメドに中小企業の中国進出支援を目的とする合弁会社を設立する計画だ。