財務省が2日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間・指定報告機関ベース)によると、6月21~27日の海外投資家による日本株への投資は3週ぶりの買い越しだった。買越額は2982億円。前の週は2533億円の売り越しだった。
日経平均株価は24日にIT(情報技術)バブル期の高値を上回り、約18年半ぶりの水準に上昇した。ギリシャの債務問題をめぐる協議が進展するとの見方が一時的に高まり、日本株にも海外投資家の資金が流入した。
海外投資家は中長期債を2週ぶりに売り越し、短期債も3週ぶりに売り越した。
一方、国内投資家による海外の中長期債への投資は5週連続の売り越しだった。売越額は452億円だった。海外株式への投資は32週連続の買い越しだった。