「明治日本の産業革命遺産」を構成する韮山反射炉の地元、静岡県伊豆の国市では6日、世界遺産登録決定を記念するセレモニーが開かれ、小野登志子市長は「天気は雨だけど、心は晴れ晴れとしている」とあらためて喜びを語った。
市役所玄関前で開かれたセレモニーには市議や職員ら約50人が参加。小野市長は「次世代に引き継ぐという大変な役目をもらった。一つになって前進していきましょう」と呼び掛けた。
韮山反射炉では観光客の姿が見られ、ボランティアガイドの柴昭浩さん(73)は「今まで見に来ていたのは、歴史に興味のある人たちばかり。これからは分かりやすさを心掛けて案内したい」と話していた。〔共同〕