中国赤十字会は今月7日、浙江省杭州市で「全国臓器提供事業10周年宣伝活動」を開催。中国赤十字会の梁惠玲常務副会長が中国赤十字会を代表してドナーとその家族に敬意を示した。人民日報海外版が報じた。
中国では臓器提供のテスト事業が2010年にスタート。これまでの10年間に、中国全土で251万人がドナー登録し、3万人余りが死後に臓器を提供してきた。こうした臓器は9万人以上の人の命を救ってきた。
7日のイベントでは、臓器移植専門医師、臓器移植調整者、ドナー登録者、レシピエントなどがそれぞれ、「私と臓器提供の10年」について語った。温州医科大学の学生は、朗読の形式でドナーとなった17歳の少年葉沙君のエピソードを紹介した。レシピエントの5人は「感受生命」という曲をバンド形式で演奏し、ドナーとなった27歳のオーストラリア人に対する感謝の気持ちを表した。臓器提供の「愛の大使」である鄭培欽さんは、「■在人群中(■はにんべんに尓)」を歌い、愛ある提案を行い、社会に対して臓器提供事業に注目し、支持するよう呼び掛けた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月9日