【ＮＱＮロンドン】17日のロンドン外国為替市場で円相場は小動き。前日終値に比べ10銭円高・ドル安の１ドル＝123円90銭～124円ちょうどで引けた。

午後の米経済指標が改善したことで米利上げ観測がいっそう高まり、円の上値を重くした。

円の対ユーロ相場は続伸。同75銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝134円50～60銭で引けた。

対ドルでのユーロ売りが波及し、午後に入り円は上げ幅を拡大した。

ユーロは対ドルで続落。前日終値に比べ0.0055ドルユーロ安・ドル高の１ユーロ＝1.0850～60ドルで取引を終了した。

午後の米経済指標の改善をきっかけにドルの先高観が意識され、ユーロ売り・ドル買いの動きが強まった。ユーロは一時、1.0843ドルと５月下旬以来のユーロ安水準を付けた。

英ポンドは対ドルで反発。同0.0040ドルポンド高・ドル安の１ポンド＝1.5630～40ドル。

英利上げ観測を背景にポンド買いが先行した。

ポンドは対円、対ユーロでも買われ、対円では１ポンド＝193円80～90銭近辺で引けた。一時194円台を付ける場面もあった。対ユーロでは一時、１ユーロ＝0.6939ポンド付近と2007年11月上旬以来のポンド高・ユーロ安水準を付けた。

ドルは対スイスフランで一時、４月下旬以来のドル高・フラン安水準となる１ドル＝0.9618スイスフランを付けた。