【NQNニューヨーク=横内理恵】投資家心理をはかる目安とされる変動性指数(VIX)が前週末からさらに上昇し、24日は前日比12.71ポイント(45.3%)高い40.74で終えた。終値ベースでは2011年10月4日以来、約3年10カ月ぶりの高水準。一時は53.29まで上昇し、取引時間中としては09年1月下旬以来ほぼ6年7カ月ぶりの水準を付けた。
同指数は「恐怖指数」とも呼ばれ、20を上回ると投資家の不安心理が高まった状態とされる。週明けも中国株安が続き、世界的な株価下落に歯止めがかからず、世界景気の先行き不透明感が改めて強く意識された。米株式市場ではダウ工業株30種平均の前日比の下げ幅が1000ドルを超える場面があった。株価の急変動を受けた市場心理の冷え込みなどを映し、VIXも急上昇した。