日銀の黒田東彦総裁は25日昼、安倍晋三首相と首相官邸で会談した。黒田日銀総裁は会談後に記者団に対し、「内外経済情勢について意見交換した」と説明した。首相から日銀への要望は「特になかった」という。両者の会談は6月2日以来。
同日朝に発表された8月の全国消費者物価指数(CPI)が生鮮食品を除いたコア指数でマイナスとなったことについては「エネルギー価格の下落による影響でマイナスになったが、物価の基調はしっかりしている」と語った。同時に「エネルギー価格を除くと、プラス1.1%ぐらい」との認識を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕