宮城県は13日、石巻市や気仙沼市など東日本大震災の津波で大きな被害を受けた沿岸5市町が進める任期付き職員の採用状況を発表した。58人の募集に対して応募は9日現在で21人にとどまっている。5市町は16日の応募締め切りに向けて、広報などに力を入れる。
両市のほか塩竈市、山元町、南三陸町が連携して東京、大阪、名古屋での合同説明会などに取り組んでいる。任期は原則として2016年1月1日から3年間。応募者は16日までに、勤務を望む自治体へ作文などの必要な書類を送る。
宮城県によれば昨年度の沿岸自治体の採用活動では、締め切り1週間前で23人だった応募者が最終的には93人となった。今年度も募集人数を超える水準の応募を目指す。