広島市中区の繁華街で雑居ビルが全焼し、メイドカフェの客ら3人が死亡した火災を受け、市消防局は14日、カラオケボックスなど個室で区切られた店舗が入居する木造建築物を中心に、市内の167カ所の建物に対し緊急の立ち入り検査をすると明らかにした。営業時間内に実施し、期間は同日から11月13日まで。
今回火災が起きた雑居ビルは木造2階建ての一部鉄骨。死傷者6人がいたとみられるメイドカフェの一室は室内が10程度の個室に分かれていた。
市消防局によると、立ち入り検査の対象はネットカフェ、漫画喫茶などの店舗や飲食店が入った建物と、これまでの検査で消防設備や避難訓練実施に違反があった建物。〔共同〕