【ニューヨーク=河内真帆】米小売り最大手ウォルマート・ストアーズは26日、米連邦航空局(FAA)に小型無人機(ドローン)の試験飛行の認可を申請した。商品の配送や物流センターの監視などを将来的な目的とする。インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムなどが先行して始めた試験飛行に続き、ウォルマートも宅配手段の一つとして実用化を進めたい考えだ。
直近の数カ月にわたりウォルマートは屋内での試験飛行を繰り返してきたが、これを屋外に広げるのが認可申請の目的。中国のドローン製造大手DJIの2機種が対象となる。申請を受けたFAAはこれまでの試験のデータの分析や公共からの意見聴取などを経て回答する見通し。