2020年12月31日夜、新しい年が訪れようとしているタイミングで、北京2022年冬季五輪・パラリンピックの競技マーク(スポーツピクトグラム)が発表された。両大会の準備が新たな進展を遂げたことになる。
競技マークは競技の内容をイラストで表したものだ。歴代のマークには開催国・開催地それぞれの工夫を凝らした独創性あふれるデザイン、理念、文化的背景が込められている。北京冬季五輪・パラリンピックの競技マークは全部で30種類あり、五輪が24種類、パラリンピックが6種類。デザインに当たっては、中国の漢字からインスピレーションを受け、主に篆刻の芸術形態によって、ウィンタースポーツの要素と中国の伝統文化を絶妙に融合させ、(2008年の北京五輪・パラリンピックに続いて)五輪競技に再び「中国文化のシンボル」で寄与するものとなった。ベースは太陽の赤い色で、東の空から太陽が上る様子を表し、情熱と希望を託すことになる。
北京2022年冬季五輪・パラリンピック組織委員会文化活動部の高天副部長は、「競技マークの発表は冬季五輪の準備作業の進展における重要な節目となる出来事であり、冬季五輪が着実に前に進み私たちのもうすぐ目の前まで来ていることを象徴する」との見方を示した。
説明によると、競技マークのデザイン作業は約半年にわたって行われた。同委員会が専門のデザインチームを立ち上げ、検討、修正、工夫を重ね、また各競技の国際連盟からの修正意見を集めて、最終的にデザインが確定した。国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、各国の各ウィンタースポーツの競技連盟はいずれもこの競技マークを高く評価している。
競技マークは発表後、北京冬季五輪・パラリンピックの競技の各シーン、指示システム、チケット、テレビ中継、ニュース・PR、市場開発などさまざまな場面で幅広く利用される。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月1日