三菱UFJフィナンシャル・グループが13日発表した2015年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比4%増の5993億円だった。与信関係の費用が増加したが海外の貸出増加に伴う資金収益の大幅な拡大などで補った。米モルガン・スタンレーの業績拡大に伴う持ち分法投資利益の拡大も寄与した。
決算と同時に、発行済み株式の1.01%にあたる1億4000万株、金額で1000億円を上限に自社株を買い付けると発表した。うち7500万株を16日朝の東証立会外取引で買い付ける。1株あたりの買い付け価格は13日の終値の829円10銭。
4~9月期は、本業のもうけを示す実質業務純益(傘下2行の合算ベース)が微減の5761億円だった。
16年3月期の連結純利益は前期比8%減の9500億円、1株当たりの配当金は18円と従来予想を据え置いた。通期予想に対する15年4~9月期時点の純利益の進捗率は63%だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕