北京市では今月18日、新型コロナウイルス感染の海外からの輸入症例が新たに2人確認され、23日と24日にも2日続けて無症状の感染者が1人ずつ報告された。25日に行われた北京市の感染症対策に関する記者会見で、同市政府の報道官は、「首都の感染症は感染者が複数のエリアで散発しているという状況で、感染症対策は試練に直面している。現在、北京市は厳格かつ迅速に感染症の処置を行うと同時に、新年から春節(旧正月、来年は2月12日)期間の感染症対策に向けて、一連の適度に厳格な対策措置を発表し、首都の安全防壁をしっかり築く」と述べた。
同市政府の陳■(草かんむりに倍)副秘書長は、「新年・春節期間の感染症対策において、北京市は人の移動を減らし、移動中のリスクを減らし、人が集まるのを減らし、個人の防護を強化し、科学的で正確に法律に基づいて効果的な対策を行い、必要がなければ市外や海外に出かけないようにし、市民たちが楽しく、穏やかに祝日を過ごせるよう確保するといった方針を堅持する」と説明した。
北京は市民に市内でお正月を過ごすよう呼びかけるとともに、北京の輸送力を科学的に調整し、民間航空、鉄道、道路の旅客輸送など各当局が人の流れを科学的に調整・コントロールし、搭乗率・乗車率を合理的にコントロールし、大学生や出稼ぎ労働者が大規模に帰省・Uターンするための輸送力を保障する。感染症の感染リスクに備えた上で、安全と民生のニーズを統合的に計画し、祝日のサービス保障能力を全力で強化するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月26日