27日午前の東京外国為替市場で円相場は、前日の終値近辺でのもみ合いが続いた。対ドル相場は小幅に反発し、12時時点では1ドル=122円59~62銭と前日17時時点に比べ4銭の円高・ドル安で推移している。米感謝祭の祝日で26日のニューヨーク市場が休場だった影響で海外の市場参加者が少なく、散発的な持ち高調整の円買い・ドル売りが入った。
総じて方向感に乏しく推移したが、円は下げに転じる場面もあった。10時前の中値決済に絡む国内輸入企業の円売りが出たという。もっとも日経平均株価が朝高後下げに転じたため、輸入企業の円売りに追随する市場参加者は少なく、売り一巡後は値を戻した。一時的な円の下落について「薄商いで値が振れやすい面があった」(国内銀行)との声があった。
9~12時の円の高値は122円59銭近辺、安値は122円73銭近辺で、値幅は14銭程度だった。
円は対ユーロで横ばいだった。12時時点では1ユーロ=130円08~11銭と同横ばいの水準で推移している。
ユーロは対ドルで小幅に反発した。12時時点では1ユーロ=1.0610~13ドルと同0.0003ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕