財務省が1日発表した2015年7~9月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比11.2%増の10兆4937億円だった。プラスは10四半期連続。このうち、製造業は12.6%増、非製造業は10.4%増だった。
国内総生産(GDP)改定値を算出する基礎となり、注目度が高いソフトウエアを除く全産業の設備投資額は季節調整した前期と比べると5.4%増だった。
全産業の売上高は前年同期比0.1%増の328兆2391億円で、うち製造業が横ばい、非製造業は0.1%増。経常利益は9.0%増の15兆2172億円で、うち製造業が0.7%減、非製造業は15.2%増だった。
今回の結果は8日発表の7~9月期のGDP改定値に反映される。〔日経QUICKニュース(NQN)〕