福井県は眼鏡型のウエアラブル端末や同端末向けアプリの開発を目指す事業者を対象に、県内での実証実験に協力する。支援対象にミズノ、メガネスーパー、IT(情報技術)企業のアイティアクセス(横浜市)、関西電力の通信子会社、ケイ・オプティコム(大阪市)を選んだ。県は支援を通じ、県内のITや眼鏡分野の新ビジネスにもつなげることを目指す。
県は最大100万円を補助するほか、実験場所の紹介でも協力する。4社は3年後の福井国体での活用をにらんだ端末やアプリの開発などを計画。スポーツイベントなどで実証実験を予定する。
県によると、ミズノは走る人の心拍数や速度などを自動で記録する端末・アプリを開発する。自己ベストの記録などを端末で参照しながら走ることができ、競技力向上に役立てる。
県は支援対象の4社に実証実験の結果を県内で発表してもらうなど、県内企業との連携を後押しする。