トヨタ自動車(7203)は9日、新型プリウスを発売した。4代目となる今回のプリウスは一部グレードで燃費性能が世界最高水準となる1キロリットル当たり40.8キロを達成した。価格は242万9018円から339万4145円で、月間販売目標は1万2000台としている。
同社の新しい設計手法である「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用した初の車種。TNGAは生産工場の世界分散や車種の拡大が進む中で、これまでの各車種の個別最適ではなく全体最適の生産体制を基盤としている。同日都内で開いた発表会でトヨタの加藤光久副社長は、「プリウスへのTNGAの導入に合わせて主要部品なども一新してきた。クルマの基本性能や商品力を高めるTNGAを他の車種にも広げていく」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕