三菱ケミカルホールディングス(4188)は9日、2016年度から5カ年の新中期経営計画を発表した。同日正式発表した傘下の化学系子会社3社の統合などを通じて、成長性や収益性の強化を図る。最終年度となる20年度に、IFRS(国際会計基準)ベースで自己資本利益率(ROE)12%、非経常的な損益を除いた「コア営業利益」で3800億円を目標に掲げた。
7月に検討段階に入ったとしていた化学系子会社3社の統合については、17年4月1日付で実施する。三菱レイヨンを存続会社とし、三菱化学と三菱樹脂を吸収合併する形で統合する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕