米司法省のバー司法長官は2日、首都ワシントンは2日夜も「この地域ではさらに強力な支援が提供される」とし、国民の正常な生活を保障し、夜7時から翌朝6時までの夜間外出禁止令を継続すると声明した。統計によると、2日夜、全米では少なくとも8都市で夜間外出禁止令が継続された。人民日報海外網が伝えた。
アフリカ系男性のジョージ・フロイドさんの死亡事件から生じた抗議活動は米現地時間2日もニューヨーク、ワシントンD.C.、ヒューストン、ロサンゼルスを含む全米の多くの都市で継続された。また第18空挺軍団とワシントンD.C.の州兵はすでにホワイトハウス周辺とワシントン広場、リンカーン記念堂などの複数の主要エリアに展開されており、地元警察と連邦警察と共に警戒にあたっている。ホワイトハウス周辺では数ブロックにわたり軍と警察による封鎖が行われ、通行人の姿はほとんど見られず、あたりには緊張した雰囲気が漂っている。
米メディアの2日報道によると、米国のウィリアム・バー司法長官は1日、ホワイトハウス周辺で平和的なデモ隊にむけて催涙ガスを発射した。これはトランプ大統領がホワイトハウスからほど近いセント・ジョンズ教会に徒歩で訪れ、聖書を手に記念撮影するために取られた措置で、トランプ大統領は撮影を終えると直ちにホワイトハウスへと引き返した。(編集TG)
「人民網日本語版」2020年6月3日