東京地下鉄(東京メトロ)は9日、スマートフォン(スマホ)の振動で駅構内を案内するアプリを開発したと発表した。分かれ道などで間違った方向に進むと振動で知らせる。画面に地図などは表示せず、スマホを歩きながら操作する「歩きスマホ」の防止にもつなげる。
アプリは目的地の最寄りの改札口や出口を設定して利用する。10日から2016年3月中旬まで表参道駅と日本橋駅で実証実験する。腕時計型端末「アップルウオッチ」にも対応し、無料でダウンロードできる。
地下鉄駅は全地球測位システム(GPS)の電波が届かないため、駅構内に電波を出す装置を設置。スマホはその電波を受信して現在地を把握する。