北海道旅客鉄道(JR北海道)は10日、2016年3月26日に開業する北海道新幹線の始発・終着駅となる新函館北斗駅(現渡島大野駅)を報道陣に公開した。2階の新幹線改札口にはすでに自動改札機も取り付けられ、開業の準備が整いつつある。
駅舎の白い柱はポプラ並木をモチーフとし、天井には「道南スギ」を多用するなど、北海道のイメージを前面に出した。新幹線と在来線のホームが隣接しており、新幹線の一部ホームからは階段を使わずに特急などの在来線に乗り換えることができる。
来年1月には関連設備の設置も終わる見通し。新函館北斗駅の駅長に就任予定の鳴海正氏は開業準備について「駅員の教育も含めて順調に進んでいる」と語った。13日には一般向け見学会(事前予約制)を開く。