【ワシントン=小川義也】米カリフォルニア州ロサンゼルスの市当局は15日、教育委員会に届いた、複数の学校に爆発物を仕掛けたとの脅迫メールについて「信ぴょう性がなかった」と結論づけた。すべての公立校が15日朝から閉鎖されていた。捜索でも不審物は見つからず、16日から授業を再開する。
ロサンゼルス近郊では2日に14人が殺害される銃乱射事件が起きたばかり。住民の緊張が高まっていたなかで、学校を妨害しようとした悪質ないたずらとの見方が強まっている。
この問題でロサンゼルス市とその周辺にある900以上の公立校が閉鎖され、生徒約64万人に影響が出た。米メディアによると、ニューヨークの教育委員会にも似た内容の脅迫メールが届いたが「信ぴょう性がない」と判断し、休校措置はとらなかった。