2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は19日までに、自動車メーカーのUDトラックス(埼玉県上尾市)会長の坂上優介氏(64)の副事務総長就任を決めた。企画調整や財政分野などを担当し、副事務総長は3人となり、民間からの起用は初めて。
公式エンブレムの白紙撤回を受けた組織運営改革の一環。安全・テロ対策を統括する「チーフセキュリティオフィサー」を新設し、前内閣危機管理監の米村敏朗氏(64)が就く。
報道官に当たる「スポークスパーソン」も設け、元内閣副広報官・官邸国際広報室長の小野日子氏(50)を起用する。武藤敏郎事務総長の下には副事務総長と各局長で構成する「経営会議」を創設し、意思決定プロセスの透明化を図る。
組織委が整備する仮設会場の設計をチェックする第三者委員会の立ち上げも決まり、来年1月に第1回会合を開く。〔共同〕