猫カフェにいる若者。撮影・唐文豪
利口でかわいらしく、いつでも一緒に出かけられる猫。今、若者の間で猫が大人気で、猫を飼う、猫カフェに行って猫と遊ぶ、「クラウドで猫をかわいがる」ことは、多くの若者にとって日常の一コマになった。「半月談」が伝えた。
猫のために生活費を稼ぐ若者たち
「自分は食べなくてもいい、でも猫にはちゃんとしたものを食べさせる」、「猫様のために苦労して生活費を稼ぐ」……「猫の奴隷」たちはこんな投稿を通して猫のいる日常をユーモラスに綴る。
広東省広州市で働く胡超さんは1年ほど前、周りの友達がみんな猫を飼っているという誘惑に駆られて、茶トラ猫を飼い始めた。毎月の給与は6千元(1元は約15.9円)弱で、家賃と生活費を除くとほとんど残らない。そんな中、今年初めに猫が大きな病気をして、急に出費がかさむようになった。
何度か検査を受け、1千-2千元の費用がかかった。診断がつくと、毎日決まった時間に病院に行って注射をしなければならず、それが1週間続いて数百元かかった。胡さんは、「今、生活は苦しいけれど、猫を飼うと決めたからには頑張ろうと思う。猫がいることのうれしさや楽しさは何物にも代えがたいから」と話した。
広州市で実習生をしている楊さんも猫好きで、ブリティッシュショートヘアを飼おうと思ったこともあるが、結局諦めた。「今の実習生の給料では猫に『恥ずかしくない暮らし』をさせることができないから」だという。
楊さんは「猫をかわいがる」ため、よく猫のクリエイティブグッズを購入し、時々猫カフェに出かける。「コーヒーを飲むためでなく、猫と遊んで、満足したいからだ。毎週、猫のために300元は使うが、それだけの価値はある。暮らし向きがよくなったら、自分の猫を飼って、思いきり遊びたい」という。