民主党鳥取、島根両県連関係者らが19日、東京都内で元消費者庁長官福嶋浩彦氏(59)と会談し、来年夏の参院選で合区される鳥取・島根選挙区に立候補するよう要請した。福嶋氏は「真剣に受け止め、検討する。来年1月の早い時期にお答えしたい」と応じた。
会談後、記者会見した福嶋氏は「皆さんとは、今の政治への危機感を共有している」と述べた。同席した両県連関係者は「候補者は福嶋さん一人に絞っている。他の方は考えていない」と口をそろえた。
福嶋氏は鳥取県米子市出身。千葉県我孫子市長を経て、民主党政権だった2010年8月から2年間、消費者庁長官を務めた。〔共同〕