香港特別行政区の林鄭月娥行政長官は11日、基本法第48条第3項に基づき、特区立法会で可決された「国歌条例」に署名した。同条例は6月12日から正式に施行された。新華社が伝えた。
林鄭月娥長官は同日、「国歌は国旗や国章と同様に、国家の象徴でありシンボルだ。香港特区は国の切り離すことのできない一部であり、法制定により国歌の尊厳を守ることは香港特区にとってあるべき筋道だ」と述べた。
特区政府新聞処は同日プレスリリースを発表し、「『国歌条例』は国歌の演奏・歌唱、保護と普及のために定められた条文であり、これによって国家の尊厳を守り、人々の国家に対する観念を増強し、愛国精神を発揚する。『国歌条例』によって明文化・規定された犯罪行為は、国歌の不適切な使用や、公の場で故意に国歌を侮辱することを意図した行為にのみ関連している」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年6月13日