【シリコンバレー=小川義也】米メディア大手ウォルト・ディズニーは20日、人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ」の最新作「フォースの覚醒」の公開後初の週末の北米興行収入が2億3800万ドル(約288億円)に達したことを明らかにした。今夏に公開された「ジュラシック・ワールド」(2億880万ドル)を上回り、過去最高を記録した。
18日に北米4000カ所以上の映画館で封切られた「フォースの覚醒」は初日の興行収入(17日夜の先行上映分を含む)も1億2050万ドルに達し、過去最高を更新。1日で1億ドル以上を稼ぐ最初の映画になった。
世界興行収入は5億1700万ドルで、「ジュラシック・ワールド」(5億2500万ドル)に次ぐ歴代2位。ただし、「フォースの覚醒」は中国でまだ公開されていない。
ディズニーは2012年に40億5000万ドルでルーカスフィルムを買収。「フォースの覚醒」は10年ぶりの新作となる。記録ずくめの出足となった同作品が、最終的に全期間の世界興行収入で歴代首位の「アバター」(27億8800万ドル)にどこまで迫れるか注目される。