日本チェーンストア協会が21日発表した11月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比1.0%減と、8カ月ぶりに前年を下回った。前年に比べて気温が高い日が多く、冬物の衣料品など季節性のある商品の販売が振るわなかった。
商品別に見ると衣料品が前年同月比5.3%減と大きく落ち込んだ。気温が高めに推移したことから、コートやセーターなど防寒関連の衣料品の販売が伸びなかった。食料品は総菜などが好調で前年を上回ったが、白菜やキノコ類など鍋物関連の商材は不調だった。
同協会は12月の販売状況についても、「食品が堅調に推移しているが、衣料品などは引き続き不振で、全体も前年を割り込みそうだ」としている。