横浜市のマンションが傾斜した問題で、同マンションの管理組合は26日、区分所有者を対象にしたアンケートの結果を踏まえ、今後の方針を来年2月末の通常総会で決めると明らかにした。
管理組合によると、アンケート用紙は25日に配布した。事業主の三井不動産レジデンシャルが提示した(1)全4棟の建て替え(2)傾いた1棟だけの建て替え(3)傾いた棟の杭(くい)補強で終了(4)買い取り希望――の中から1つを選択する内容になっている。
記名式で回答期限は来年1月6日。全区分所有者からの回収を目指す。通常総会では、方針を盛り込んだ事業計画を決議するという。
同社の住民側への説明では、全棟建て替えの場合は2020年秋、1棟だけの建て替えは19年秋、補修は17年末の工事完了が見込まれる。同社は買い取り価格も提示している。
管理組合は11月にも無記名でアンケートを実施している。〔共同〕