【カイロ=共同】トルコ検察は30日、警察の対テロ部門が、首都アンカラ郊外で過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーとみられる男2人を拘束したと発表した。31日夜に自爆テロを計画していた疑いがあるという。アナトリア通信が報じた。
国営テレビによると、警察は自爆ベストや爆発物、殺傷能力を強めるために使われる金属玉を押収した。2人は新年を祝う人々で毎年にぎわうアンカラ中心部の繁華街2カ所でテロを計画していたという。
トルコではISが関与したとみられる爆弾テロが相次ぎ、10月10日にアンカラ駅前で起きた自爆テロでは103人が死亡し、トルコ共和国史上、最悪の被害が出た。