【ソウル=小倉健太郎】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相とケリー米国務長官は30日に電話で協議した。ケリー氏は旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡る日韓合意を「極めて重要な歴史的業績だ」と評価した。両氏は合意内容の迅速で忠実な履行が重要だとの認識で一致した。ケリー氏は「今後、関連事項に対し緊密に協力していこう」とも述べた。韓国外務省が明らかにした。
尹氏は朴槿恵(パク・クネ)大統領が11月の日韓首脳会談で問題解決の突破口を用意するなど「韓国側が主導的で積極的な努力をしてきた」と説明。米国も国際社会と共に韓国を積極的に支持してきたとして感謝を伝えた。